2012年11月24日土曜日

ダイエットと「生体恒常性機能

ダイエットというのは、仕組みは簡単です。
が、しかし・・・実行が難しいものということができます。

前回述べたように
ダイエットの最大の障害のひとつである「リバウンド」は、
ダイエット効果による体重の減少が止まったと感じた時期に、
ダイエットを中断してしまうことによって引き起こされるものです。

人間には「生体恒常性機能」と呼ばれる一種の自己防衛機能があります。
生体恒常性機能が働きはじめると、体は、自然とより少ないカロリーでも
生活していけるように筋肉量や骨量などを大きく変化させたり、
体重の急激な変化を抑えるようにしたり、
骨からカルシウムを摂取したりするようになります。
摂取カロリーの減少や、体重の急減、摂りこまれる栄養素の多様な変化というような
ダイエットによる変化に適応する能力が、「生体恒常性機能」なのです。
ダイエットと、この生体恒常性機能とは、切っても切れない深い関わりがあるというわけです。

リバウンドは、生体恒常性機能が働いている状態のままで、
ダイエット前と同じ食生活に戻してしまった時に引き起こされるもので、
結果として体にはカロリーがあり余る状態になってしまいます。
余ったカロリーは全て体脂肪として蓄積されることになるため、
ダイエット前と同じ体重に戻ってしまったり、
ダイエット前より体重が増えてしまったりするわけです。

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