2012年12月1日土曜日

ダイエットに挫折してしまう理由

思い立ってダイエットを始めてはみるものの、すぐ挫折してしまう
・・というようなことを繰り返していると、
「どれだけ食べてもなかなか満腹感が得られない」と感じられることがあるようです。
ダイエットの失敗事例のひとつとも言えるこの代表的な現象には、
「レプチン」という体内分泌物質が深く大きく関わっていると考えられています。

脂肪細胞に脂肪が吸収されると、吸収された脂肪の量に応じ、
レプチンが分泌されることになります。
体内の全ての脂肪細胞に脂肪が吸収された時に分泌されるレプチン量は、
「セットポイント」と呼ばれています。このセットポイントに至るところまで
レプチンが分泌されないと、人間は心の底からの満腹感を感じることができない
というように考えられているのです。空腹感というはダイエットの天敵ですから、
レプチンとダイエットの密接な関係がよくわかることでしょう。

ダイエット中には、人間の体内ではレプチンの分泌量を減らして
食欲を増進させようという働きをしますが、ダイエットをやめて通常どおり栄養を摂るようにしても、レプチンのセットポイントはすぐには変化しません。
このため、ダイエットと挫折を幾度となく繰り返していると、
「どれだけ食べても満腹感が得られない」という危険な現象が起きてしまうのです。

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